web大岡村誌 植物・哺乳動物
大岡村の哺乳動物 空を飛ぶ獣たち(コウモリ・ムササビ・モモンガ)

空を飛ぶけものたち
哺乳動物は、もっとも進化した動物であり、陸上で生活するものだけでなく、イルカやクジラのように水中生活に適応したものもいます。また、コウモリやムササビのように、空を飛ぶものもいます。
 
1.超音波レーダーの持ち主−コウモリのなかま
 コウモリのなかまは,前足の指が特殊化して,大きな皮膜になり,自由に飛ぶことができます。冬眠する哺乳動物でもあります。大岡村でも、北西部で3カ所の目撃情報をいただいています。このあたりの集落の周辺でみられるコウモリはアブラコウモリです。昼は家屋や神社などの建物の屋根裏や軒下に身をかくし,日没とともに現れ,街灯のまわりに集まる昆虫を食べて暮らしています。県内の森林には、大型のヤマコウモリも生息しています。



 
2.空飛ぶ座布団−ムササビ
ムササビは別名「ばんどり」とよばれます。完全な夜行性の哺乳動物です。大木のほら穴やキツツキの巣穴を広げて,ねぐらにしています。スギやサワラの大木が残る神社やお寺・スギ林にすんでいることが多いです。ムササビは,飛膜をつかって,木から木へグライダーのように滑空します。ムササビの飛ぶ姿は、まるで座布団が飛んでいるように見えます。ムササビが飛びたつときには,木を強くけるため,幹の表面に爪あとがつきます。爪あとはムササビがいることをしる大きな手がかりとなります。
 大岡村では、北西部の4カ所で目撃情報をいただいています。天井裏に住み着いていたという情報や庭のスギの大木にはい上がり滑空したというような貴重な情報もいただいております。
 
3.森の小型パイロット−モモンガ
 ムササビに似ていますが、それよりずっと小型です。ムササビのように、飛膜をつかってグライダーのように飛ぶことができます。夜行性であるため、ほとんど人目にふれることはありません。大木にできる樹洞や小鳥の巣箱などをねぐらに利用することがおおいです。1975年に長野県の天然記念物に指定されました。最近では、携帯通信機のCMで有名になった動物です。
 大岡村でも、西部の2カ所で目撃情報をいただいておりますが、ムササビの確認された地点に近いです。大岡村の西部には、ムササビやモモンガの住みかになる樹洞のあるスギなどの大木が多いためだと思われます。